第24回 柔道整復師国家試験問題 [ 外科学概論 ]


問題 166 犬に手の甲を約2cm長咬まれた。
適切でない処置はどれか。
  1. 生理食塩水での洗浄
  2. デブリドマン
  3. 一次縫合
  4. 抗菌薬投与


問題 167 輸血の副作用で正しいのはどれか。
  1. 滴下速度と無関係に発生する。
  2. 移植片対宿主反応(GVHD)がある。
  3. 発疹は出現すると長時間持続する。
  4. 腎不全は不適合輸血直後に起こる。


問題 168 麻酔で誤っているのはどれか。
  1. 胃液の誤嚥による肺炎をメンデルソン(Mendelson)症候群という。
  2. 悪性高熱症ではアルカローシスを起こす。
  3. 筋弛緩薬使用時は呼吸管理が必要である。
  4. 前投薬の目的の一つに気道分泌の抑制がある。


問題 169 対処法で誤っている組合せはどれか。
  1. 喀血-気管支動脈カテーテル塞栓術
  2. 鼻出血-ベロックのタンポン法
  3. 出血性胃潰瘍-内視鏡的止血術
  4. 心タンポナーデ-冠動脈ステント留置


問題 170 循環血液量減少性ショックをきたしうる病態はどれか。
  1. 熱傷
  2. 急性心筋梗塞
  3. 敗血症
  4. 緊張性気胸


問題 171 心臓マッサージで正しいのはどれか。
  1. 肘はまっすぐに伸ばして圧迫する。
  2. 両手は重ねず広く圧迫する。
  3. 心窩部に強く速く圧迫する。
  4. 1分間に80回圧迫する。


問題 172 胸部外傷で正しいのはどれか。
  1. 肋骨骨折の好発部位は第1-3肋骨である。
  2. 緊張性気胸の治療は酸素療法である。
  3. 第5~8肋骨の連続性多発骨折で胸郭動揺を起こしやすい。
  4. 内開放性気胸では膿胸を起こしやすい。


問題 173 腹部外傷で正しいのはどれか。
  1. 鋭的外傷の多くは交通事故が原因である。
  2. 脾損傷の治療に血管塞栓術がある。
  3. 肝損傷で腹腔内フリーエアーがみられる。
  4. 腹部交通外傷では単発外傷のことが多い。


問題 174 16歳の男子。柔道練習中、畳に激しく頭をぶつけて10秒間の意識消失を起こした。1時間後には神経症状もなく、頭痛もなかった。
正しいのはどれか。
  1. 2度脳しんとうに相当する。
  2. 意識が改善すれば神経学的検査は必要ない。
  3. 翌日の練習を許可する。
  4. セカンドインパクトシンドロームに注意する。


問題 175 脊髄損傷で正しいのはどれか。
  1. 第5頸髄節損傷で呼吸不全となる。
  2. 脊髄ショックの間は痙性麻痺となる。
  3. 胸髄完全損傷では片麻痺となる。
  4. フランケル分類Dでは歩行可能である。


第24回柔道整復師国家試験問題 解答

[ 外科学概論 ]

問166問167問168問169問170
32241
問171問172問173問174問175
13244