第23回 柔道整復師国家試験問題 [ リハビリ医学 ]
問題 131 外傷性脊髄損傷による完全対麻痺患者のリハビリテーションの基本方針で適切なのはどれか。
1. 要介護状態での施設入所を目標とする。
2. 日常生活動作を自立し施設入所を目標とする。
3. 要介護状態での自宅退院を目標とする。
4. 就業し経済的に自立することを目標とする。
問題 132 頸髄損傷による四肢麻痺患者のリハビリテーションアプローチで、能力低下の改善を目標としているのはどれか。
1. 両下肢関節の可動域訓練
2. 両上肢筋力訓練
3. 車椅子駆動訓練
4. 家屋改修
問題 133 ICIDH(国際障害分類)で能力低下にあたるのはどれか。
1. 膝関節が曲がらず正座ができないので茶会に参加できない。
2. 膝関節痛のために歩行ができない。
3. 膝関節痛のために自宅の2階の浴槽が利用できない。
4. 膝関節痛のために好きだったゴルフに参加できない。
問題 134 関節運動方向の表現で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 上腕の回旋を肩関節の内旋・外旋という。
2. 前腕の回旋を肘関節の内転・外転をいう。
3. 大腿の回旋を股関節の内旋・外旋という。
4. 下腿の回旋を足部の内がえし・外がえしという。
問題 135 ロンベルグ徴候陽性となる病態はどれか。
1. 小脳性運動失調
2. 脊髄性運動失調
3. 両側腓骨神経麻酔
4. パーキンソン(Parkinson)病
問題 136 右下腿骨折の治療中に体重の3分の1までの荷重が許可された。このときの歩行補助具で適切なのはどれか。
1. 1本の松葉づえを左上肢で使用した。
2. 2本の松葉づえを使用した。
3. 1本の松葉づえを右上肢で使用した。
4. 2本のT字つえを使用した。
問題 137 歩行能力が平行棒内両手支持で往復可能なレベルの場合、屋内移動で用いる適切な補助具はどれか。
1. 高さ固定式歩行器
2. 松葉づえ
3. ロフストランド・クラッチ
4. T字つえ
問題 138 大腿義足に特有のソケットはどれか。
1. 差し込み式ソケット
2. 四辺形ソケット
3. 吸着式ソケット
4. 全面荷重式ソケット
問題 139 一般的な失語症治療で適切なのはどれか。
1. 聴覚刺激は微弱な方が良い。
2. 刺激より矯正が重要である。
3. 刺激は反復しない方が良い。
4. 得られた反応を選択的に強化する。
問題 140 脳卒中後遺症の片麻痺患者の日常生活指導で正しいのはどれか。
1. 浴槽に入るときは麻痺側から入る。
2. 脱衣は麻痺側から行う。
3. 階段を降りるときは麻痺側から前に出す。
4. 車いすからトイレに移るときは麻痺側が便座に接する方向で近づく。
第23回柔道整復師国家試験問題 解答
[ リハビリテーション医学 ]
問131 問132 問133 問134 問135 4 3 2 1.3 2 問136 問137 問138 問139 問140 2 1 2 4 3