第23回 柔道整復師国家試験問題 [ 必修 ]


問題 1 横突孔で正しいのはどれか。
  1. 環椎にはない。
  2. 歯状靱帯がつく。
  3. 椎骨動脈が通る。
  4. 黄色靱帯が覆う。


問題 2 複関節はどれか。
  1. 顎関節
  2. 肩関節
  3. 肘関節
  4. 股関節


問題 3 股関節を屈曲するのはどれか。
  1. 大殿筋
  2. 中殿筋
  3. 梨状筋
  4. 腸腰筋


問題 4 屈筋支帯より表層を通るのはどれか。
  1. 長掌筋
  2. 方形回内筋
  3. 浅指屈筋
  4. 長母指屈筋


問題 5 ヘモグロビンを含有するのはどれか。
  1. 赤血球
  2. 好中球
  3. リンパ球
  4. 血小板


問題 6 小循環に属するのはどれか。
  1. 門脈
  2. 臍静脈
  3. 肺動脈
  4. 上腕動脈


問題 7 ホルモンを運搬するのはどれか。
  1. リンパ球
  2. 血液
  3. 唾液
  4. 脳脊髄液


問題 8 関節運動の表示で正しいのはどれか。
  1. 肩関節の屈曲は後方挙上をさす。
  2. 手関節の屈曲は背屈をさす。
  3. 足関節の屈曲は底屈をさす。
  4. 体幹の屈曲は後屈をさす。


問題 9 カタル性炎で正しいのはどれか。
  1. 体腔に漿液が貯留する。
  2. 結合組織内に多量の好中球が浸潤する。
  3. 粘膜の炎症で粘液分泌の亢進が著しい。
  4. 線維素の析出が著しい。


問題 10 インフォームド・コンセントで正しいのはどれか。
  1. わが国では「根拠に基づく医療」と訳されている。
  2. ヘルシンキ宣言に記載されている用語である。
  3. パターナリズムに基づく医療である。
  4. 患者本人より家族の意志決定が優先される。


問題 11 名称独占はないが業務独占を有する資格はどれか。
  1. 診療放射線技師
  2. 柔道整復師
  3. 理学療法士
  4. 歯科衛生士


問題 12 物理療法と禁忌との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 超短波——————体内金属
  2. 超音波——————眼球
  3. 寒冷———————レイノー(Raynaud)病
  4. パラフイン————関節リウマチ


問題 13 意識障害を表す用語でないのはどれか。
  1. 傾眠
  2. せん妄
  3. 昏迷
  4. 仰うつ


問題 14 眼球突出がみられるのはどれか。
  1. アジソン(Addison)病
  2. クッシング(Cushing)症候群
  3. 橋本病
  4. バセドウ(Basedow)病


問題 15 ショックをきたす病態とその治療との組合せで正しいのはどれか。
  1. アナフィラキシー—————輸血
  2. 心タンポナーデ——————胸腔ドレナージ
  3. 外傷性脾損傷———————腹腔穿刺
  4. 重症熱傷—————————急速輸液


問題 16 大腿骨頸部内側型骨折が難治性になる理由で誤っているのはどれか。
  1. 骨膜を欠く。
  2. 骨頭が壊死しやすい。
  3. 骨折面に牽引力が作用する。
  4. 骨萎縮が強い。


問題 17 骨折転位を角度で表すのはどれか。
  1. 短縮転位
  2. 側方転位
  3. 屈曲転位
  4. 離開転位


問題 18 脱臼と判断できるのはどれか。
  1. 関節裂隙に沿った限局性圧痛がある。
  2. 関節腔が空虚である。
  3. 関節周径が健側に比べて大きくなっている。
  4. 関節可動域が健側に比べて小さくなっている。


問題 19 靱帯の第Ⅰ度損傷で受傷直後に確認できるのはどれか。
  1. 局所の陥凹
  2. 皮下出血斑の出現
  3. 不安定性の徒手検査陽性
  4. 自動運動の関節可動域減少


問題 20 骨折の治療で手術療法と比較して保存療法の特徴となるのはどれか。
  1. 治療期間が短い。
  2. 感染の危険性は低い。
  3. 解剖学的整復位を得やすい。
  4. 早期から運動療法ができる。


問題 21 コーレス(Colles)骨折の屈曲整復法で最初に遠位骨片を屈曲する方向はどれか。
  1. 背側方向
  2. 掌側方向
  3. 橈側方向
  4. 尺側方向


問題 22 骨折の治療で緊急度の高いのはどれか。
  1. 区画症候群
  2. 関節拘縮
  3. 偽関節
  4. 変形癒合


問題 23 腋窩線上の第7肋骨骨折で疼痛が増強しにくいのはどれか。
  1. 唾液の嚥下
  2. 体幹の捻転
  3. 深呼吸
  4. 胸郭前後からの圧迫


問題 24 顎関節前方脱臼で片側脱臼だけにみられる所見はどれか。
  1. 閉口運動が制限される。
  2. オトガイ部が健側に偏位する。
  3. 発音が不明瞭である。
  4. 陥凹した関節窩を触知する。


問題 25 上腕骨外科頸外転型骨折で正しいのはどれか。
  1. 肩関節外転可動域は正常である。
  2. 遠位骨折端が外方へ向く。
  3. 肩峰と大結節の距離は拡大する。
  4. 三角筋部の膨隆が消失する。


問題 26 上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
  1. 骨端線離開である。
  2. 多くは遠位骨片が前方に転位する。
  3. 上腕軸に対しヒューター線が傾斜する。
  4. 健側と比べ前腕長が短縮する。


問題 27 肩鎖関節上方脱臼で正しいのはどれか。
  1. 前方脱臼に次いで多い。
  2. 女性に多い。
  3. 第Ⅱ度損傷は鳥口鎖骨靱帯断裂を伴う。
  4. ピアノキー症状がみられる。


問題 28 小児肘内障で整復の確認に使われないのはどれか。
  1. 単純エックス線像による整復の確認
  2. 他動的な回外運動での抵抗感消失
  3. 整復操作中のクリック音触知
  4. 自発的な患肢使用


問題 29 大腿骨頸部内側型骨折で正しいのはどれか。
  1. 若年者に多い。
  2. 外転型が多い。
  3. 転倒発生が多い。
  4. 腫脹が強い。


問題 30 傷害と検査との組合せで正しいのはどれか。
  1. 前十字靱帯損傷————サギングサイン
  2. 後十字靱帯損傷————ワトソン・ジョーンズテスト
  3. 半月板損傷——————ラックマンテスト
  4. 腸脛靱帯炎——————グラスピングテスト


第23回柔道整復師国家試験問題 解答

[ 必修 ]

問1問2問3問4問5
33411
問6問7問8問9問10
32332
問11問12問13問14問15
24444
問16問17問18問19問20
33242
問21問22問23問24問25
11123
問26問27問28問29問30
34133