第22回 柔道整復師国家試験問題 [ 病理学概論 ]
問題 96 病理解剖の意義で正しいのはどれか。
1. 正常な状態の形態観察
2. 異常死体の検案
3. 臨床診断の評価と治療効果の検証
4. 犯罪に関連した死因に関する推定
問題 97 奇形と要因との組合せで誤っているのはどれか。
1. 先天性風疹症候群 ―― ウイルス感染
2. アザラシ肢症 ―― 薬物
3. 小頭症 ―― 放射線
4. メッケル憩室 ―― 酸素欠乏
問題 98 放射線に対する感受性が低いのはどれか。
1. 神経細胞
2. 卵母細胞
3. 腸管上皮細胞
4. 骨髄造血細胞
問題 99 アミロイド沈着の検出に用いられる染色法はどれか。
1. グラム染色
2. アザン・マロリー染色
3. コンゴー赤染色
4. チール・ネルゼン染色
問題 100 血管壁の脆弱性により出血傾向を呈する疾患はどれか。
1. 血友病A
2. 新生児メレナ
3. 血小板減少性紫斑病
4. アレルギー性紫斑病
問題 101 貧血性梗塞が起こりにくい臓器はどれか。
1. 脳
2. 肝臓
3. 心臓
4. 腎臓
問題 102 過形成に分類されるのはどれか。
1. 高血圧症による心肥大
2. 前立腺肥大症による前立腺
3. ハチ刺されによる局所腫大
4. 進行性筋ジストロフィーによる骨格筋の肥大
問題 103 非感染性の肉芽腫性病変はどれか。
1. リウマトイド結節
2. 結核結節
3. ゴム腫
4. らい腫
問題 104 補体の説明で誤っているのはどれか。
1. 血清に多量に存在する。
2. 食細胞の貪食作用を促進する。
3. 免疫複合体により活性化される。
4. タンパク質一次構造の多様性を示す。
問題 105 花粉症の病態で正しいのはどれか。
1. Tリンパ球により誘導される遅延型反応である。
2. 細胞膜抗原に結合する抗体で誘導される細胞障害反応である。
3. IgEが抗原を認識して誘導される即時型反応である。
4. 免疫複合体によって誘導される組織障害反応である。
問題 106 発癌の内因はどれか。
1. 放射線被曝
2. 免疫不全
3. ウイルス感染
4. アスベスト曝露
問題 107 悪性腫瘍と組織型・機能分類との組合せで誤っているのはどれか。
1. 尿路上皮癌 ―― 低分化扁平上皮癌
2. カルチノイド ―― ホルモン産生腫瘍
3. 印環細胞癌 ―― 粘液産生・貯留性低分化腺癌
4. 癌真珠腫 ―― 角化型高分化扁平上皮癌
問題 108 性染色体異常による疾患はどれか。
1. ダウン(Down)症候群
2. クラインフェルター(Klinefelter)症候群
3. 先天性巨大結腸症
4. 猫鳴き症候群
第22回柔道整復師国家試験問題 解答
[ 病理学概論 ]
問96 問97 問98 問99 問100 3 4 1 3 4 問101 問102 問103 問104 問105 2 2 1 4 3 問106 問107 問108 2 1 2