第27回 柔道整復師国家試験問題 [ 午前 ] (1~60)

問題1 恥⾻結合の連結様式はどれか。
1.釘植
2.縫合
3.軟⾻結合
4.靭帯結合

問題2 蝶番関節はどれか。
1.橈⾻⼿根関節
2.腕橈関節
3.腕尺関節
4.上橈尺関節


問題3 関節と内部構造の組合せで正しいのはどれか。
1.胸鎖関節 ─── 関節唇
2.肩関節 ─── 関節半⽉
3.股関節 ─── 関節内靭帯
4.膝関節 ─── 関節円板


問題4 股関節の外転に働く筋の⽀配神経はどれか。
1.上殿神経
2.下殿神経
3.坐⾻神経
4.閉鎖神経


問題5 ATPの合成に関与しているのはどれか。
1.核
2.ミトコンドリア
3.⼩胞体
4.ゴルジ装置


問題6 ⼼室収縮時、左⼼室からの⾎液の逆流を防⽌する弁はどれか。
1.三尖弁
2.肺動脈弁
3.僧帽弁
4.⼤動脈弁


問題7 ⼀次視覚野があるのはどれか。
1.前頭葉
2.頭頂葉
3.側頭葉
4.後頭葉


問題8 肩関節の内旋に働くのはどれか。
1.三⾓筋
2.棘上筋
3.広背筋
4.⼩円筋


問題9 貧⾷作⽤を有するのはどれか。
1.好塩基球
2.好酸球
3.単球
4.ナチュラルキラー(NK)細胞


問題10 健康の定義が定められたのはどれか。
1.アルマ・アダ宣⾔
2.オタワ憲章
3.ヘルシンキ宣⾔
4.WHO憲章


問題11 柔道整復師免許制度を設ける理由で誤っているのはどれか。
1.社会福祉の充実を図るため
2.免許者に独占的な施術を⾏わせるため
3.衛⽣⽔準の向上を図るため
4.⼈体に危害を及ぼす恐れがあるため


問題12 徒⼿筋⼒テストで4と表⽰するのはどれか。
1.重⼒に抗して完全に運動できる。
2.若⼲の抵抗に打ち勝って完全に運動できる。
3.わずかな筋収縮はあるが関節は動かない。
4.強い抵抗に逆らって完全に運動できる。


問題13 喫煙が危険因⼦でない疾患はどれか。
1.肺気腫
2.⼼筋梗塞
3.バージヤー(Buerger)病
4.肝硬変


問題14 低⾎圧を起こすのはどれか。
1.急性⽷球体腎炎
2.ショック
3.褐⾊細胞腫
4.原発性アルドステロン症


問題15 悪性腫瘍で誤っているのはどれか。
1.膨張性に発育する。
2.発育が速い。
3.形態が不整である。
4.境界が不明瞭である。


問題16 疾患と原因の組合せで誤っているのはどれか。
1.内反肘 ─── 上腕⾻顆上⾻折
2.関節ねずみ ─── 離断性⾻軟⾻炎
3.リトルリーグ肘 ─── 上腕⾻内側上顆⾻端線離開
4.テニス肘 ─── 上腕⾻内側上顆炎


問題17 ⼤腿⾻⾻折で近位⾻⽚が屈曲・外転・外旋転位するのはどれか。
1. 上1/3部の⾻折
2. 中1/3部の⾻折
3. 下1/3部の⾻折
4. 顆上伸展型⾻折


問題18 病的脱⾅でないのはどれか。
1.反復性脱⾅
2.⿇痺性脱⾅
3.拡張性脱⾅
4.破壊性脱⾅


問題19 ⾼齢者⾻折の特徴で正しいのはどれか。
1.関節拘縮が少ない。
2.⾻膜の連続性は保たれやすい。
3.海綿⾻の多い部位に発⽣しやすい。
4.阻⾎性壊死を⽣じやすい。


問題20⾻折の合併症とその原因の組合せで誤っているのはどれか。
1.化膿性⾻髄炎 ─── 開放性⾻折
2.過剰仮⾻形成 ─── 粉砕⾻折
3.脂肪塞栓 ─── ⾻盤⾻折
4.無腐性⾻壊死 ─── 助⾻⾻折


問題21 関節と良肢位の組合せで誤っているのはどれか。
1. 肘関節 ─── 屈曲90度
2. ⼿関節 ─── 屈曲30度
3. 膝関節 ─── 屈曲10度
4. 距腿関節 ─── 屈曲・伸展0度


問題22 ⾻折の合併症で正しいのはどれか。
1.フォルクマン(Volkmann)拘縮は上腕⾻⾻幹部⾻折で多くみられる。
2.過剰仮⾻は⾎腫の分散および流出が原因である。
3.外傷性⾻化性筋炎はスミス(Smith)⾻折で多くみられる。
4,ズデック(Sudeck)⾻萎縮はコーレス(Cclles)⾻折でみられる。


問題23 外傷性脱⾅に合併する軟部組織損傷で最も多いのはどれか。
1.筋損傷
2.関節包損傷
3.神経損傷
4.⾎管損傷


問題24 顎関節前⽅脱⾅で正しいのはどれか。
1.男⼦に多く発⽣する。
2.関節包が断裂する。
3.下顎⻭列は上顎⻭列の後⽅に転位する。
4.⽚側脱⾅はオトガイが健側に偏位する。


問題25 鎖⾻⾻折の症状で正しいのはどれか。
1.ピアノキーサインがみられる。
2.患側の肩が挙上する。
3.軋礫⾳を感知する。
4.肩幅が増⼤する。


問題26 上腕⾻外科頸⾻折の初検時にみられないのはどれか。
1.三⾓筋部の膨隆が消失している。
2.烏⼝突起下に膨隆がみられる。
3.⾻折部で上腕⾻軸が前⽅凸に屈曲している。
4.肩関節外転運動が制限されている。


問題27 コーレス(Colles)⾻折の外観で誤っているのはどれか。
1.フォーク状の変形を呈する。
2.尺⾻頭が突出した変形を呈する。
3.中⼿指節関節が過伸展位を呈する。
4.損傷部の厚さが増⼤する。


問題28 コーレス(Colles)⾻折の遠位⾻⽚の転位で正しいのはどれか。
1.回外・尺側・背側・短縮転位
2.回内・橈側・掌側・延⻑転位
3.回外・橈側・背側・短縮転位
4.回内・尺側・掌側・延⻑転位


問題29 肘関節脱⾅後の⾻化性筋炎で誤っているのはどれか。
1.上腕部にみられる。
2.肘関節可動域が制限される。
3.無謀な徒⼿矯正が原因となる。
4.直ちに外科的な処置に委ねる。


問題30 肘内障で正しいのはどれか。
1.腕尺関節の亜脱⾅である。
2.肘関節に運動痛がある。
3.患部の腫脹が著しい。
4.整復後は副⼦固定が必要である。


問題31 ⾎球で正しいのはどれか。
1.Bリンパ球は胸腺で成熟する。
2.好酸球は⽩⾎球中で最も数が多い。
3.⾎⼩板は巨核球からできる。
4.⾚⾎球は円盤状の核をもつ。


問題32 付加⾻はどれか。
1.鎖⾻
2.上腕⾻
3.⼤腿⾻
4.腓⾻


問題33 脊柱と関節をつくるのはどれか。
1. 上腕⾻
2. 鎖⾻
3. ⼤腿⾻
4. 寛⾻


問題34 頭蓋底の孔あるいは裂で正しいのはどれか。


1.aは⾓膜の感覚に関わる神経が通る。
2.bは眼球運動に関わる神経が通る。
3.cは顔⾯筋の運動に関わる神経が通る。
4.dは⼤脳を栄養する動脈が通る。


問題35 顔⾯神経⽀配を受けるのはどれか。
1.側頭筋
2.⼝輪筋
3.外側翼突筋
4.内側翼突筋


問題36 距⾻で正しいのはどれか。
1.外側縦⾜⼸の頂点に位置する。
2.⽴⽅⾻と関節を構成する。
3.下腿の筋が停⽌する。
4.距⾻頸は距⾻頭の近位に位置する。


問題37 前⼗字靭帯が防ぐ脛⾻の転位の⽅向で正しいのはどれか。
1. 外反
2. 内反
3. 前⽅
4. 後⽅


問題38 各孔を通る神経と⽀配する筋の組合せで正しいのはどれか。
1.梨状筋上孔 ─── ⼤殿筋
2.梨状筋下孔 ─── 中殿筋
3.閉鎖孔 ─── ⻑内転筋
4.筋裂孔 ─── 双⼦筋


問題39 ⼼臓で正しいのはどれか。
1.卵円窩は⼼房中隔にある。
2.⼼尖は第2肋間隙に位置する。
3.冠状動脈は⼤動脈⼸から分枝する。
4.⼤動脈弁には腱索が付着している。


問題40 動脈の⾛⾏で正しいのはどれか。
1.左鎖⾻下動脈は腕頭動脈から分枝する。
2.尺⾻動脈と橈⾻動脈は⼿掌において吻合する。
3.⼤腿動脈は内腸⾻動脈から続く。
4.⾜背動脈は後脛⾻動脈から続く。


問題41 トルコ鞍を取り囲んでいるのはどれか。
1.横静脈洞
2.海綿静脈洞
3.S状静脈洞
4.直静脈洞


問題42 ⼤腸で最も可動性が乏しい部位はどれか。
1.⾍垂
2.上⾏結腸
3.横⾏結腸
4.S状結腸


問題43 結腸ヒモの本数はどれか。
1.1
2.2
3.3
4.4


問題44 腹膜垂がみられるのはどれか。
1.⼗⼆指腸
2.回腸
3.横⾏結腸
4.直腸


問題45 声帯ヒダ(声帯靭帯と声帯筋)が付着するのはどれか。
1.気管軟⾻
2.披裂軟⾻
3.輪状軟⾻
4.喉頭蓋軟⾻


問題46 左肺で通常⽋損している区域はどれか。
1.区域3
2.区域5
3.区域7
4.区域9


問題47 横隔膜の⾷道裂孔を通過するのはどれか。
1.胸管
2.横隔神経
3.迷⾛神経
4.交感神経幹


問題48 腎臓で正しいのはどれか。
1.腎⼩体は髄質にある。
2.右腎静脈に右精巣静脈が流⼊する。
3.腎筋膜は腎臓、副腎を包む。
4.腎洞から⼸状動脈が放射状に⼊る。


問題49 膀胱三⾓で誤っているのはどれか。
1.射精管が開⼝する。
2.尿管が開⼝する。
3.内尿道⼝がある。
4.粘膜表⾯は平滑である。


問題50 前⽴腺で正しいのはどれか。
1.尿管で貫かれる。
2.直腸の前⽅に接する。
3.膀胱の上⽅に位置する。
4.酸性の液を分泌する。


問題51 受精は卵管のどこで起こるか。
1.漏⽃部
2.膨⼤部
3.峡部
4.⼦宮部


問題52 内分泌器で正しいのはどれか。
1.松果体は視床下部にある。
2.下垂体は第四脳室の下⽅にある。
3.上⽪⼩体は甲状腺の前⾯にある。
4.副腎は腹膜後器官である。


問題53 ⼩脳にあるのはどれか。
1.⻭状核
2.淡蒼球
3.被殻
4.尾状核


問題54 伝導路で正しいのはどれか。
1.随意運動の伝導路は脊髄で左右交叉する。
2.視覚伝導路は内側膝状体で中継される。
3.温痛覚の伝導路は後索を上⾏する。
4.錐体路は⼤脳脚を通る。


問題55 橋背部に脳神経核群をもつのはどれか。
1.内⽿神経
2.⾆咽神経
3.迷⾛神経
4.⾆下神経


問題56 ⿃⼝腕筋を貫き、上腕の屈筋群を⽀配するのはどれか。


1. a
2. b
3. c
4. d


問題57 神経⽀配で正しいのはどれか。
1.浅胸筋は胸神経前枝に⽀配される。
2.側腹筋は腰神経叢の枝に⽀配される。
3.横隔膜は頸神経叢の枝に⽀配される。
4.深背筋第1層は脊髄神経後枝に⽀配される。


問題58 動眼神経⽀配を受けるのはどれか。
1.眼輪筋
2.⽑様体筋
3.瞳孔散⼤筋
4.上斜筋


問題59 内⽿に含まれるのはどれか。
1. ⿎膜
2. ⿎室
3. 前庭
4. ⽿管


問題60 体表から触れる部位と⾻の組合せで正しいのはどれか。
1.外果 ─── 脛⾻
2.肘頭 ─── 上腕筋
3.頸切痕 ─── 肩甲⾻
4.乳様突起 ─── 側頭⾻


第27回 柔道整復師国家試験問題 午前(1~60)

解答

問1問2問3問4問5
33312
問6問7問8問9問10
34334
問11問12問13問14問15
12421
問16問17問18問19問20
41134
問21問22問23問24問25
24243
問26問27問28問29問30
13342
問31問32問33問34問35
31422
問36問37問38問39問40
43312
問41問42問43問44問45
22332
問46問47問48問49問50
33312
問51問52問53問54問55
24141
問56問57問58問59問60
23234