第25回 柔道整復師国家試験問題 [ 整形外科学 ]

問題 175 徒手筋力テストで正しいのはどれか。

  1. 重力を除けば全可動域で動くのは5である。
  2. 関節は動かず筋電図上で筋収縮も認められなければ1である。
  3. 重錘を用いて計測する。
  4. 片足でのつま先立ちが1回から9回まで可能な時は3である。

問題 176 骨形成不全症でみられないのはどれか。

  1. 青色強膜
  2. 水頭症
  3. 難 聴
  4. 大腿骨弯曲変形

問題 177 神経疾患の所見で正しい組み合わせはどれか。

  1. 脊髄空洞症―――――――――解離性感覚障害
  2. ポリオ―――――――――――腱反射亢進
  3. 筋萎縮性側索硬化症―――――感覚障害
  4. 神経性進行性筋萎縮症――――内反足

問題 178 化膿性骨髄炎について誤っているのはどれか。

  1. 感染経路に骨付着の化膿創からの波及がある。
  2. 初発時から骨膜反応を認める。
  3. 化膿巣の周囲は骨柩を形成する。
  4. 成人では基礎疾患として糖尿病がある。

問題 179 関節リウマチの脱臼・変形でないのはどれか。

  1. 肘関節の内反変形
  2. 尺骨頭の背側亜脱臼
  3. 股関節の中心性脱臼
  4. 外反母趾変形

問題 180 変形性膝関節症にみられないのはどれか。

  1. 運動開始時の痛み
  2. 大腿四頭筋萎縮
  3. 関節液混濁
  4. 骨棘形成

問題 181 骨腫瘍の単純エックス線所見で誤っている組み合わせはどれか。

  1. 線維性骨異形成・・・・・・・羊飼いの杖変形
  2. ユーイング肉腫・・・・・・・玉ねぎ様骨膜反応
  3. 多発性骨髄腫・・・・・・・・打ち抜き像
  4. 骨巨細胞腫・・・・・・・・・スリガラス状透明像

問題 182 第4・第5腰椎椎間板の突出型ヘルニアの臨床所見で正しいのはどれか。

  1. FNSテスト陽性
  2. 足関節クローヌス陽性
  3. 下腿内側の感覚障害
  4. 長母趾伸筋筋力低下

問題 183 分娩麻痺で正しいのはどれか。

  1. 腕神経叢損傷である。
  2. 下位型ではWaiters tip Positionが定型的な肢位である。
  3. 自然回復することはない。
  4. 節後損傷では手術による神経修復は期待できない。

問題 184 アキレス腱周囲炎の所見で誤っているのはどれか。

  1. 背屈制限が存在する。
  2. 背屈するとアキレス腱部に礫音が生じる。
  3. アキレス腱の付着部に圧痛と腫脹が存在する
  4. 足部は回内変形している。

問題 185 63歳の女性。特に誘因なく3週前から腰痛が出現したため受診した。単純エックス線写真で第1腰椎の圧迫骨折を認め、骨密度を計測したところ、T値(若年成人の平均値:YAM値)に対する比率は74%であった。誤っているのはどれか。

  1. 定期的な骨密度の測定を行う。
  2. 骨密度の数値から骨粗鬆症と診断する。
  3. 適度な運動を指導する。
  4. 選択的エストロゲン受容体調整薬の適応となる。

第25回柔道整復師国家試験問題 解答

[ 整形外科学 ]

問175問176問177問178問179
42121
問180問181問182問183問184
34413
問185
2