第21回 柔道整復師国家試験問題 [ 必修 ]
問題 1 内膜と外膜の二重の膜に包まれているのはどれか。
1. 核小体
2. ゴルジ装置
3. リボゾーム
4. ミトコンドリア
問題 2 胸大動脈の分枝はどれか。
1. 左鎖骨下動脈
2. 肋間動脈
3. 肺動脈
4. 下横隔動脈
問題 3 椎間円板がないのはどれか。
1. 第1頸椎と第2頸椎との間
2. 第7頸椎と第1胸椎との間
3. 第12胸椎と第1腰椎との間
4. 第5腰椎と仙骨との間
問題 4 脊髄神経とその走行部位との組合せで正しいのはどれか。
1. 橈骨神経-手根管
2. 腕神経叢-斜角筋隙
3. 正中神経-肘部管
4. 大腿神経-梨状筋下孔
問題 5 DNAの塩基配列にしたがって生成されるのはどれか。
1. 糖質
2. 脂質
3. 蛋白質
4. 電解質
問題 6 酸素を多く含む血液が流れているのはどれか。
1. 門脈
2. 肺静脈
3. 腎静脈
4. 上大静脈
問題 7 ステロイドホルモンはどれか。
1. アドレナリン
2. インスリン
3. エストロゲン
4. オキシトシン
問題 8 動筋の関節運動と逆の働きをする筋はどれか。
1. 中和筋
2. 拮抗筋
3. 共同筋
4. 固定筋
問題 9 外因と疾患との組合せで正しいのはどれか。
1. アスベスト-悪性中皮腫
2. サリドマイド-スモン(亜急性脊髄視神経障害)
3. プリオン-骨軟化症
4. 有機水銀-アザラシ肢症
問題 10 基本的人権のうち、生存権にかかわる日本国憲法第25条に規定された以下の条文の()にあてはまるのはどれか。
「すべての国民は、()な最低限度の生活を営む権利を有する。」
1. 基本的
2. 無差別平等
3. 健康で文化的
4. 身体的、精神的、社会的
問題 11 正しい組合せはどれか。
1. 成文法-判例法
2. 不文法-条例
3. 公法-柔道整復師法
4. 私法-行政法
問題 12 徒手筋力テストで若干の抵抗に打ち勝って完全に運動できる筋力の表示はどれか。
1. N・正常
2. G・優
3. F・良
4. P・可
問題 13 パーキンソン(Parkinson)病にみられる歩行異常はどれか。
1. はさみ状歩行
2. 突進歩行
3. 失調性歩行
4. 間欠性跛行
問題 14 体表から触知できない関節はどれか。
1. 環軸関節
2. 胸鎖関節
3. 手根中手関節
4. 仙腸関節
問題 15 循環血液量異常によるショックの症状で誤っているのはどれか。
1. 冷汗
2. 呼吸不全
3. 顔面紅潮
4. 脈拍触知不可
問題 16 脆弱性骨折で頻度の高いのはどれか。
1. 鎖骨骨折
2. 上腕骨外科頸骨折
3. 脛骨骨折
4. 踵骨骨折
問題 17 急性塑性変形が発生しやすい時期はどれか。
1. 幼小児
2. 青年
3. 壮年
4. 老年
問題 18 青年の骨折治癒に比べて高齢者骨折の治療計画で正しいのはどれか。
1. 固定は長期間行う。
2. 固定力の強度は強固にする。
3. 安静臥床は長期間にする。
4. 運動療法を早期から行う。
問題 19 骨折の整復法で正しいのはどれか。
1. 近位骨折の長軸方向に牽引する。
2. 捻転転位は最後に整復する。
3. 遠位骨折に近位骨折を合わせる。
4. 屈曲整復法は側方転位に用いる。
問題 20 脱臼の整復障害でないのはどれか。
1. 筋の弛緩
2. 種子骨の介在
3. 整復支点の骨欠損
4. ボタン穴機構
問題 21 骨折の治療で正しいのはどれか。
1. 後療法は固定直後から開始する。
2. 固定は筋萎縮を回復させる。
3. 手技療法は血流を停滞させる。
4. 運動療法は筋力を低下させる。
問題 22 肋骨骨折に対する屋根瓦状絆創膏固定で正しいのはどれか。
1. 吸気時に貼付する。
2. 正中線を越えないように貼付する。
3. 順次上方に向かって貼付する。
4. 骨折部に限局して貼付する。
問題 23 上腕骨外科頸骨折で正しいのはどれか。
1. 肩峰下に骨頭を触知する。
2. 三角筋部の膨張が消失する。
3. 肩峰が突出する。
4. 弾発性固定がみられる。
問題 24 上腕骨顆上伸展型骨折と肘関節後方脱臼との鑑別に有用なのはどれか。
1. 受傷機序
2. 外観
3. 弾発性固定の有無
4. 末梢神経損傷の有無
問題 25 骨折線が関節内に及ばないのはどれか。
1. コーレス(Colles)骨折
2. バートン(Barton)骨折
3. ベネット(Bennett)骨折
4. コットン(Cotton)骨折
問題 26 中手骨頸部に起こるのはどれか。
1. ボクサー骨折
2. ショウファー骨折
3. チロー(Tillaux)骨折
4. ローランド(Roland)骨折
問題 27 体育の授業中に負傷し、直ちに来所した14歳の肩関節初回脱臼患者に対し、徒手整復後に行う柔道整復師の説明で適切なのはどれか。
1. 数日は様子をみて痛みがなければ治癒とします。
2. 明日からは肩を挙げる運動を積極的に行いましょう。
3. 再発を防ぐ目的で肩伸展位ギプス固定を3週間施行します。
4. 応急的に整復しましたが専門医に診ていただきましょう。
問題 28 大腿骨頸部内側骨折で誤っているのはどれか。
1. 大転子部を強打して発生することが多い。
2. 多くは内転型骨折である。
3. 患側の転子果長は短縮する。
4. 大腿長軸圧を加えると強い疼痛がみられる。
問題 29 ラックマンテストで正しいのはどれか。
1. 膝関節完全伸展位で実施する。
2. 陳旧例の評価には不適切である。
3. エンドポイントがなければ陽性と評価する。
4. ハムストリングスを緊張させると評価しやすい。
問題 30 正しいのはどれか。
1. 中足骨骨幹部骨折は介達外力で発生することが多い。
2. 中足骨骨幹部疲労骨折は第1中足骨に好発する。
3. 第5中足骨基部の裂離骨折は長腓骨筋の急激な収縮により発生する。
4. 第5中足骨近位骨幹部にジョーンズ(Jones)骨折が起こる。
第21回 柔道整復師国家試験問題 解答
[ 必修 ]
問1 問2 問3 問4 問5 4 2 1 2 3 問6 問7 問8 問9 問10 2 3 2 1 3 問11 問12 問13 問14 問15 3 2 2 1 3 問16 問17 問18 問19 問20 2 1 4 1 1 問21 問22 問23 問24 問25 1 3 1 3 1 問26 問27 問28 問29 問30 1 4 3 3 4